会話型AIってなに?Siriと何が違うのか?

会話型AIってなに?Siriと何が違うのか?

会話型AIってなに?Siriと何が違うのか?

近年、会話型AIの言葉を聞かれることがあるかと思いますが、実際にスマートフォンなどに搭載されているSiriなどの音声アシスタントと何が違うか、よく分からない人は多いのではないでしょうか?

本記事では会話型AIとSiri(音声アシスタント)の違いについて解説しています。

本記事を通じ、会話型AIの認知の向上、導入への手がかりになればと思います。

目次

会話型AIとは

会話型AIでできること

Siri(音声アシスタント)とは

Siriの流れ

Siriで主にできること

Siriは話せば何でも教えてくれる?

会話型AIとSiri(音声アシスタント)の会話という面での違い

会話型AIは業務効率化につながる

まとめ

会話型AIとは

会話型AIとはコンピュータ(AI)が、人の言葉を理解し人間と自動で会話ができるシステムです。

コンピュータ(AI)と会話するには、ハードウェア(パソコンやスマートフォンなど)でAIを表示し、テキスト入力や音声入力することでAIとの会話を実現します。

■会話型AI Dialogue AIの場合

  1. ハードウェア端末に画面AIを表示
  2. AIに向かって質問など話しかける
  3. 人の話した言葉を理解し、AIが応答する

実際の会話の様子を見たい方はこちらの動画をご覧ください。

人の言葉を理解し人と自動で会話するには、主に3つの技術が必要となります。

  1. 自然言語処理
  2. 機械学習
  3. 音声認識

会話型AIでできること

・電話上で利用する場面

例えば飲食店に連絡した場合、電話番号を鳴らした際に、鳴らした先が店員ではなく、会話型AIがお客様の問い合わせを自動で応答します。電話上で「お店の駐車場はどこですか?」の質問に対しAIが店員の代わりに「駐車場は道を挟んだ正面にございます」と応答することが可能です。

・Webページ上で利用する場面

例えば化粧品のECサイトに会話側AIを設置した場合、AIがユーザーの質問に対し自動で応答します。サイト上で「化粧品の使用期限はありますか?」の質問に対しAIがスタッフの代わりに「化粧品の使用期限は3年間となります」と応答することができます。またAIは24時間休まず、お客様の質問を自動で応答するので、ネットショッピングが行われやすい夜間帯でも対応します。

・筐体(サイネージやタブレッド)を施設に設置し利用する場面

例えばホテルのフロント入り口に会話型AIサイネージを設置した場合、AIがユーザーの質問に対し自動で応答します。AIサイネージに向かって「部屋内にドライヤーはありますか?」の質問に対しAIがフロントスタッフの代わりに「部屋内にドライヤーを完備しております」と応答することができます。またAIは24時間稼働できるため、深夜早朝にいらしたお客様の応答も自動で承ります。

現在会話型AIは様々な製品があります。声と声でやり取りのできる会話型AIについてはカオスマップを記載しておりますので詳しくはこちらをご確認ください。

Siri(音声アシスタント)とは

Siriとは、iPhoneなどに搭載されているAIアシスタントの一種でApple Inc.が開発しました。

AIアシスタントとは、質問、声がけの音声を認識し、対応してくれるAI技術のことです。Siriをはじめ、Googleアシスタント、Amazon Alexa、LINE Clovaなどがあります。

これらは、音声認識技術と自然言語処理技術を利用して、ユーザーの発話を理解し、適切な応答やアクションを実行します。

Siriの流れ

天気を聞いた場合以下のような流れになります。

  1. iPhoneのボタンまたは、「Hey Siri」と話しかける
  2. Siriに向かって「今日の天気を教えて?」と話しかける
  3. Siriが音声を認識し「今日は雨が予想されます」など応答を返す

Siriで主にできること

Siriは話かけることで以下のようなアクションを可能にします。

  • タイマーを設定する
  • ネットで検索する
  • 音楽をかける
  • カレンダーに予定登録
  • 電話をかける
  • 計算をおこなう

Siriは話せば何でも教えてくれる?

Siri(AIアシスタント)はあくまで音声を認識しアクションを実行するもののため、教えてくれることに限度があります。また詳細な内容や深い内容についてはネット検索へと誘導されることが多いことから教えてくれる。というよりヒントを提示してくれるアシスタントの役割に近いでしょう。

会話型AIとSiri(音声アシスタント)の会話という面での違い

一見類似している会話型AIとSiriですが違いを一つ上げるとしたら業務シーンにおける会話内容の詳細を対応できるかできないかの違いがあります。

会話型AIの場合、業務シーンの内容を登録することで応答が可能です。例えば「住所変更の方法がわかりません」と質問した際に「住所変更は3階区民課で手続きしてください」とその業務のシーンに合わせた回答ができます。

一方、Siriの場合同様の質問をした際に「こちらが見つかりました。」といった形で該当しそうなwebページを抽出してくれる機能しかなく、業務のシーンに合わせた回答ができません。

Dialogue AIの場合
Siriの場合

会話型AIは業務効率化につながる

会話という面での違いから会話型AIは、企業などの業務の効率化に役立つソリューションです。また会話型AIは24時間休まず、常に稼働するため企業ニーズは高いと言えるでしょう。また、企業向けではなく個人向けのおしゃべりロボットもあり、業務効率化以外のプラス面もあり、様々な利用用途があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

本記事では、会話型AIの概要、SiriなどAIスピーカー、会話という面にフォーカスした内容について紹介していきました。

一見類似している2つのソリューションですが、違いについて分かっていただけることでしょう。

株式会社レグラスでは、会話型AIである「Dialogue AI」を開発、提供しております。Dialogue AIは教育分野、案内、受付、サイネージなど多様なケースでの質問、問い合わせにご利用できます。これまで人の知識や経験に依存していた業務をDialogue AIが行います。お気軽にご連絡ください。